関数とは、例えばプログラムにおいて「AとBを利用した計算を画面に出力する」といった一連の処理を、様々な場所で利用したい時のための手法です。
もっと簡単に説明すると「電話を掛ける」行為を例にすると、電話を掛ける行為は、細分化すると
・通話相手を決める
・電話機を用意する。
・電話番号を入力する。
・相手と通話をする。
・通話を切断する。
上記のような一連の作業をまとめて、電話を掛けると言います。誰かに数回電話を掛けてもらいたい際、繰返し「~さんへ、この電話機で、この電話番号を入力して、~といった内容を話して、通話を切断してください」と、全ての作業を伝えるのは大変です。
そのため、「電話を掛ける」という行為に対して決まった作業内容をもった一つのタスクを作り、電話を掛けるために必要な情報のみを伝えて、簡単に何回も同一の行動をとることができます。
関数を利用するために必要な処理)
・関数の定義(どのようなことを行うのか、どのような情報が必要なのか等を記す)
・関数の呼び出し(どこで利用するのか)
関数の定義を電話に例えるなら、電話機を用意し、電話番号をプッシュし、通話を開始・終了するといった、電話を掛ける際に決まった行動を関数内に記述し、電話番号や通話相手を必要な情報として取り込めるようにする、などが挙げられます。
関数の定義例)
void Calling①( int phoneNumber②, int Customer②){
int telephone;③
}
①: Calling(電話を掛ける)という関数名
②: phoneNumber(電話番号)Customer(通話相手)という情報(識別子)
③: 行いたい処理の内容
<難易度>
関数の定義は、型によって規約が違ったりと、学習する内容が多いため、難易度は高いですが、仕組みさえ理解すれば記述するコードが少なくなり、逆にコーディングの難易度が易しくなったりと利点が非常に多いです。
<感想・アドバイス>
関数を活用することにより、整合性が高くなったり、見やすいコードになったりと、自分のプログラミングのスキルアップにつながります。たくさん活用し、関数に慣れるようにすることが重要です。まずは、基本的な計算を関数内で記述し、それを呼び出して画面に出力してみましょう。