第11回 C言語の基礎知識 アドレス

—-アドレスとは?—-

コンピューターの仕組みとしてデータは記憶領域(メモリ)上に保存されています。
メモリのイメージは、方眼紙のマス目のような物でこれに連続した通し番号が存在し、
その1つ1つに付いている通し番号の事をアドレスといいます。
アドレスという言葉には住所という意味があります。
C言語でのアドレスはメモリの住所という意味になります。

通常の住所は都道府県+群市区+以降の住所で表すのに対して
コンピューターでは住所を16進数の数値を使って表します。
この住所に対して直接的な操作を可能にした機能が、
C言語の特徴でもあるポインタという仕組みになります。

—-ポインタのメリット—-

例えば10人で同じデータを使用するときに10人で同じデータを順番に使用するよりも
同じデータを共有化(アドレスを共有)してそれぞれが同じ仕事をすれば
データの順番待ちや交換という工程が不要になります。

10人が100人、1000人とデータを扱う人が増えれば増えるほど作業工程の削減効果が見込めます。
これはコンピューターにも同じことが言えます。
前述で例に用いた人という言葉をプログラムという言葉に置き換えて考えてみましょう。
アドレスに対して直接的に操作を行えるポインタという機能を使うことで、
作業工程の少ないプログラムを作成できます。

<難易度>
ポインタという機能の基本になるアドレスそのものについての理解になるため、
どうしても機械的な言葉が多く登場します。難易度はやや高いです。

<感想・アドバイス>
日常では聞き慣れない単語が多く登場しますが、
難しく考えずに身近な理解しやすいものに単語を置き換えながら理解に努めてみてください。

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