第4回 C言語の基礎知識 式と演算子

<カリキュラムの内容> 式と演算子
コンピュータにおいて数学の計算式は、主に「演算子」と「オペランド」というものを利用し、記述されています。
オペランドというのは、計算をする対象のことで、「x + y」の場合は、xとyの変数が該当します。そして、ここでいう「+」が、演算子です。
変数は数学でいう、「X = 10」など、文字通り、変動する数値のことです。変数に値を代入するなどを、コンピュータで行うために、演算子が必要となるのです。
一般的な数学の記法とは異なり、計算する際の記述は、内容や意味が異なる場合があるため、臨機応変に対応する必要があります。

例)Xに2×2の結果を入れたい場合
C言語の演算: int X = 0; ←「Xという変数を使う」ということをPCに認識させる。
X = 2 * 2; ←2×2の結果をXに代入する。

基本的にコンピュータでの数値の計算は、「左の変数に、右で計算したものを代入する」ということを行います。記述の仕方は、数学でいう一次方程式と似ており、混同しがちですが、解を求める方程式と、値を入れるC言語の演算は、行っていることが違うため、注意しましょう。

<難易度>
四則演算のみならず、数値の比較や、論理演算などにも演算子が利用されるため、それらすべてを覚えることは、少々難易度が高いです。ですが、プログラムにおいて、数値の計算や比較、代入はとても重要な処理なので、しっかりと身に着ける必要があります。

<感想・アドバイス>
すべての演算子を最初から利用することは難しいため、最初は数学における四則演算ができるように練習をしましょう。そこから、プログラムの利用用途により、一つ一つ覚えていくことが無難な学習方法だと思います。
また、利用する変数の種類によって、正しい計算ができないものなどがあるため、データ型の正しい知識も身に着けておく必要があります。

無料説明会、無料相談会はこちらから

無料説明会