第5回 C言語の基礎知識 場合に応じた処理

<カリキュラムの内容> 場合に応じた処理
「場合に応じた処理」とはプログラムを記述していくにつれ、「この条件をクリアしたら、この処理をしたい。もし、クリアできなかったら、別の処理をしたい」など、場合に応じた処理を実行するための構文です。

(例)
学校の成績が良かったら → 友達と遊びに行く
学校の成績が悪かったら → もう一度勉強をする

上記の「〇〇であったら」が、プログラムの「条件」に該当します。

そして、成績の良し悪しという条件に対して、
「成績が良い」という条件が「真の条件」
「成績が悪い」という条件が「偽の条件」になります。

実際に「場合に応じた処理」を記述してみましょう。

(例)
成績が80点以上の場合、成績優秀者であると画面に出力する。
上記をプログラムとして記述すると
if( Seiseki >= 80 ){printf(“成績優秀者です。”); ←真の条件時に行う処理}
else{printf(“成績優秀者ではありません。”); ←偽の条件時に行う処理}
以上のようになります。

条件文は、一番最初に { } でくくられている処理を真の処理とするため、
エディターで記述する際、必ず、真の処理は条件文の直後に記述し、その後に、偽の処理を記述するようにします。
また、例文で値の比較をする際に使った >= 記号は、関係演算子と呼ばれています。

値の比較はこれだけでなく、「成績が良く、且つ、お金があったら友達と旅行に行く」などといった、比較を行う事も出来ます。その時は、論理演算と呼ばれる演算子を利用します。
これら以外にも、様々な条件を定義でき、いろいろな場合に応じた処理を行う事ができるため、「何をどう比較したいのか」しっかりと考えることが重要となります。

<難易度>
様々な条件を定義する関係演算子、論理演算子を覚えなければなりません。また各演算子の正しい使い方をマスターする必要があるので難易度は少し高くなります。

<感想・アドバイス>
変数と演算子の仕組みをしっかり理解したうえでこの条件処理を学習する必要があます。
条件の分岐は階層が深くなることがしばしばあります。2段、3段と多くなる場合、一つ一つの処理を順に追いながらプログラムを組むことが重要になっていきます。

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